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窓に、また雨

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窓ガラスについた雨粒と、その向こうにぼやけた緑の庭。

雨が六日続いた。激しくはない。嵐も、浸水も、話題になることも何もない。ただ辛抱強く、一定に降り続いて、一週間がひとつの長い午後のように感じられた。

こういう天気だと、机のそばの窓が曇る。昼前には外の庭がやわらかな緑のにじみになる。ときどき水滴が重みを集めてガラスを流れ落ち、その跡に細く澄んだ筋を残す。その筋を通すと、庭が一瞬だけくっきりと、しずくを垂らしながら戻ってきて、また曇りに閉ざされる。

小さな遊び

毎朝、手の側面でガラスを少しだけ拭くようになった。子どものころ、車の後部座席でやったように。昼にはもう消えている。翌朝はまた少し違う場所を拭いて、そこから庭がどう見えるか確かめる。

深い習慣ではない。けれど確かなもので、灰色の一週間には、確かさというだけで意味がある。

今週よかったこと

物置の屋根に当たる雨の音。スープ。表紙よりずっと面白かった図書館の本。そして土曜日、雨がやんだ瞬間に、通りじゅうの鳥がいっせいに話しはじめたこと。